【#Metoo】2年ぶりに日本に帰ったらセクハラされた話

こんにちは、シアトル郊外在住の手描き作家/英会話講師のSakuraco(@HELLO_and_GDBY)です!

アメリカ在住歴も4年目になり、個人事業主として起業するまでに到りました!
(*服飾品に手描きで絵付けして販売しています。オンラインショップはこちら)

私のやりたい事を全力でサポートしてくれる優しい夫と可愛いイッヌ/ヌコに囲まれ、自然豊かなシアトル郊外の島で、のんびり小商いをする生活。

🌲

アメリカ生活良いな〜と思った、そこのあなた…。

あのね…。
いくらこっちの生活が楽しくったって…

やっぱり日本が恋しい!!!

と言う事で、2年ぶりに念願の帰国を果たしてきました!
2ヶ月の滞在だったので、遊ぶ金欲しさに(←言い方おかしい)短期のバイトをする事に。

運良く好条件の求人が見つかり雇って貰えたのですが…

そこでのまさかのセクハラに遭遇したのです!

日本での滞在は非常に有意義な物だったので、ネガティブな事を書くのは正直ためらいました。

しかしこの経験を通して大変勉強になったので、備忘録としても書き留めておこうと思います。

あくまで私の身に起きた事をきっかけとした、個人的な見解なので悪しからず!

セクハラってなに

最近メディアでも良く取り上げられる ”セクハラ問題” 。
著名人のセクハラ事件が取り沙汰される度に大々的に報道されますよね。
それを見て「うわ!最低だな〜!!」と鼻息荒く「自分だったら絶対しない」とか「もし自分が被害者だったらガツンと言ってやる!!」と思う人もいるかも知れません。
(実際に私がそうでした)

でもセクハラの定義って、みなさん詳しく説明できますか?

Wikipediaによると

職場などで、「相手の意志に反して不快や不安な状態に追いこむ性的なことばや行為」を指す

引用元: 「セクシャルハラスメント」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。

だそう。

相手が嫌がる性的な行為と言う内容ですが、「相手が嫌がる」「性的」というのは個人の捉え方の差が大きく、曖昧です。

#Me Too  私の場合

ハリウッド女優がセクハラ被害を告発した事が発端となり、同様の経験を持つ多くの人がSNS等でハッシュタグ #Metoo (自分も)を使って自分の経験を告白しています。

最初はただのハッシュタグでしたが、皆んなが被害を告白をする事でセクハラに対する警鐘を鳴らすと言うムーブメントに発展しました。

すごくパワフルな動きで、欧米メディアで#metooを目にしない日は無い程。
ですが、まさか自分が使う日が来るとは思ってもいませんでした。

【私の場合】
勤務の初日。
会社の方針やだけでなく業務内容も凄く気に入り、出だしは好調。
短期だけど、働くのが楽しみだな〜と上機嫌で業務をこなしていると、私の担当する仕事を統括する人と会う事になりました。

軽く自己紹介をすると、

今いくつなの?

と聞かれたので自分の年齢を伝えました。そうすると

上司 a.k.a 初対面のおっさん
えっ!結っっ構(年が)いってるね!

と言う返事が。
アメリカでは初対面で相手(特に女性)の年齢を聞くのは失礼とされていますが、私は勿論日本の感覚が分かります。
なので(本当みんな年齢を聞くのが好きだよなー)位にしか思いませんが、この時はさすがに(は?もっぺんいってみろ)と心の中で毒づきました。w

ちなみにアメリカの職場で同じ内容を同じニュアンスで発言した場合、多分上層部に報告されます。
でもここは日本
若く見える、と言う褒め言葉と受け取ろうと思い

The Artsy Asian
あはは、めっちゃ失礼ですね〜(^^)

とミレ二アル世代らしい返答(←)で切り返し。
ここでレッドフラグは立ちましたが、仕事を続けていると今度は

上司 a.k.a 初対面のおっさん
ちょっとこの作業やってみてくれない?これ結構チカラがいるから女の子だと出来ない子が多いんだけど、お前は力ありそうだから出来そう。

との事。(…ん?)と思いつつも

The Artsy Asian
あはは、それどう言う意味ですか〜(^^#)

と流そうとしたら

上司 a.k.a 初対面のおっさん
だってお前、柔道部員みたいな体格してるじゃん

との畳み掛け。柔道部だけに。←違

まあ。

アウトです。

アメリカで同様の発言をすると最悪クビが飛ぶでしょう。
もしクビを避けられても移動/左遷が待っているでしょう。
運良くそれらを避けられたとしても、他の社員から白い目で見られるでしょう。
あなたのオフィスでのソーシャルライフは終了します。

セクハラ被害の大小

この経緯を聞いてぶっちゃけえ?それだけ?そんなのがセクハラなの?」と思った方。
気持ちは分からなくもないです。

セクハラ被害にあった」と言うと、体を触られた/性的行為を強要された/卑猥な言葉をかけられた…のイメージが先行します。

でも、その認識こそがセクハラ問題を根絶出来ない原因の1つではないでしょうか
「この位はコミュケーションの一部でしょ」と軽視してしまう事は相手の事を軽んじているのと同じです。

私はアメリカに移住する前に米軍基地で働いていたので、アメリカンスタンダードの労働環境に慣れています。
そのため、こういった発言をしている人を目の当たりにしてショックを受けると同時に、あまりに堂々と振る舞っているので、逆に「自分がおかしいのか?」という戸惑いもありました。

Twitterでの反応

誰かに聞いて欲しくて、帰宅してからこの出来事を即ツイート。

ツイートの下の部分を見て頂けるとわかりますが、100件近くのRT(リツイート)と200件以上の ”イイね” がついています。
(リツイート=ツイッター上でシェアされたという事)

ほげほげーっと何も考えずに呟いている私のツイートは、普段であれば1,2個のリアクションが付く程度。
自分の発言にこんなに大勢の方のアテンションが集まったのは初めてで、それだけ多くの人がセクハラ問題について関心を持っていると言う事が良くわかりました。

以下、頂いた返信の一部を紹介します。

この様に私の見解に理解を示す内容の返信が多かったのですが、その中で1つ、とても興味深いコメントを頂きました。

これを読んで、非常に驚きました。
この方と私の捉え方の差と、その大きさに、です。

これがきっかけで、漠然と「不快感/不信感」としてしか処理出来ていなかった出来事を分析してみました。

結局なにがいけなかったのか

  • 捉え方の違い
    上記のリプライを下さった方は同じ発言をもってして「人の見た目を褒めること」と捉えられています。
    しかし当事者の私は褒められているとは全く感じず、むしろ非常に不愉快でした。スリムとは程遠い自分の体型にコンプレックスを持っている身としては、柔道部員みたい=体が大きい=太っている=「デブ」と貶された、と捉えました。

    では、これがもし「モデル体型だから、〇〇出来るでしょ?」という発言だったら捉え方は違ったのでしょうか。
    私の場合は事実とかけ離れ過ぎていますので、冗談も休み休み言えというツッコミ的な反応になると思いますが(←)、もしスレンダー体型の人がそう言われたら、どんな気持ちになるのでしょう。

    私には分かりません。

    何故なら私には自分がその言葉を掛けられた時の ”自分の気持ち”しか分からないからです。

    世間一般的には ”褒め言葉” とされている ”イケメン” “可愛い”  “スタイル良い” 等、自分が言われて嬉しい言葉でも、他の人にとって嬉しいかどうか、は分かりません。

    もしかしたら、イケメン君も、可愛子ちゃんも、スリムなあの人も、自分の身体的特徴についてばかり触れられる事にウンザリしているかも知れない。

    褒めている/空気を和ませるつもりでの発言でも、所詮 ”つもり”以上のナニモノでもない。
    そして、”つもり” の一番やっかいな点は、個人の価値観が軸になっている所だと思います。

    だからAさんは褒め言葉の ”つもり” でも、同じ価値観を持ち合わせていないBさんからすれば不愉快な言葉になりうる。

    そんな事言ったら何も話せねーわ!」との声が聞こえて来そう〜w…
    と思い具体的に考えて行くと、次の点に気づきました。

  • 距離感
    仲の良い友人から同じ発言をれていたとしたら、ここまで嫌悪感は無かったかも知れない。
    それは友人であれば、基盤と信頼関係が築かれているから。
    (と言うか友人であれば、この内容が私にとってはネガティブなフィードバックである事を理解していると思うので、そもそもそんな事を言わないと思う。
    そしてもし言われたら、この人とはもう友達でいたくないな、と思うw)

    それに対し今回の件は初対面の(=赤の他人)そして立場が上の相手からの発言です。
    距離感の基盤も信頼もクソもねえwww
    にも関わらず、相手はお構い無しに土足でこちらのテリトリーに足を踏み入れてきました。

    身体的特徴と言うのは凄くパーソナルなトピックなので、「そういう話をしても大丈夫」という全幅の信頼関係が築かれている相手に対してのみ振るべき話題だと、私は思うんです。

    他人の体型や年齢について自分基準で判断し本人に告げるという行為は、他人の住居に土足で上がり込み、勝手に家財道具に値段を付けて回ると同じじゃないですか?

    いくら高値を付けられたって、上がりこまれた方はたまったもんじゃないw

    もちろん見た目や年齢の話は絶対ダメ!!という事ではなく、その話題を振るのに適切な相手であるかどうかを見極めるの事に対して、もっと慎重になるべきなのかな、と。

    判断が難しいのであれば、それは相手の事をそこまで良く知らないと言う事でしょう。
    そのトピックを避ければ良いです。
    そこまでして話さなければいけない内容では無いはずですからね!

  • 自分の意見を過大評価
    仕事の打ち合わせや日常会話、色々なシーンで自分の意見を発言出来る事は全般的に ”良し” とされています。特にアメリカでは自分の意見をしっかりと言えないと(主に仕事で)透明人間扱い確定ですw

    しかしそれはあくまで求められてる場面での事であり、体や年齢、趣味趣向などパーソナルな内容については

    None of your business.

    (あなたの問題ではない=あなたに関係ない、と言う意味)です。他人の個人的なトピックについて、相手から求められていないのに意見を述べるって…
    どんだけ自分の意見が有益だと買い被ってるんだ、っていう話ですw

    しかも内容が相手に何の利益も与えず、むしろネガティブなインパクトを与える場合。

    もう…誰得?

この件で学んだこと

まず、日本ではセクハラの認識がまだまだ低く、こういった言動が悪い事だと言う意識が無い人が大勢いる(っぽい)という実態。
そして、多くの人が改善される事を願いつつ ”しょうがない” ムードが払拭出来ていない事。

これは被害を受けた人が何らかのアクションを取る事に対して抵抗がある為、結局我慢を強いられる事で蔓延してしまうんでしょうか。

実際私も自分の労力と時間を費やすに値しないと判断し、採用を辞退すると言う形でフェードアウトしました。(理由として従業員の不適切な言動があった旨は伝えました)

自分の立場、環境、周囲からの評価、生活などに掛かるリスクは誰だって避けたい。
けれど、何らかのハラスメントと正面から対峙するにはどうしてもぶつかる壁です。

そうなったら ”しょうがない” ”自分が我慢してスルーすればいいや” となってしまうのも止むを得ない気がします。

私の場合は短期のアルバイトだったので辞める事に抵抗はありませんでしたが、これがフルタイムの職場だったら、自分はどういう行動を取っていたんだろうか…。

日本は本当に良い国なので、こういった側面が進歩してくれたら良いなと、しみじみ思いました。

#Me tooがただの流行りモノではなく、間違った事に対して個人が声を上げる文化の発展に繋がって行く事が理想ですね…。

長くなりましたが、私の #Me too をシェアしてみました。

もっと深刻な被害に合われた方の事を考えると。この体験を【セクハラ】と形容する事に抵抗が無かったと言えば嘘になります。でも、それこそが変えなければならない意識の低さの根本だと思い、あえて【セクハラ】と表現しました。

そして(当たり前ですが)セクハラは男性から女性だけでなく、逆でも起こる。

この記事を読んだ方が男女関係なく、そして他人事だと思わず意識と関心を向けるきっかけになれば良いな、と思っています。

最後まで読んで下さった方、ありがとうございました!!

The Artsy Asian
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では良い1日を〜!

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