こんにちは、シアトル在住の手描き作家/英会話講師のSAKURACO(@HELLO_and_GDBY)です!
アメリカで暮らしている、と言うと「日本と違うのはどんな所?」と良く尋ねられます。
私が感じる大きな違いと言えば、コミュニケーションスタイル。
特に【感謝の気持ち・愛情・相手の良い所】を呼吸するように言葉にして相手に伝える、という点です。
カフェに行けば店員さんが ”I like your hair!” 仕事に行けば同僚が ”Great Job on that project!” 家に帰ればパートナーが ”I love you more than anything! “ と言ってくれるレヴェル。控えめに言ってニヤニヤが止まりません。😇
こんな風に気持ちが良いコミニュケーションを自分も取りたいけど、いつも髪の毛を褒める位しか思いつかないッ!!!
家族を褒める英語フレーズ
- I love you more than anything!
世界中のだれ〜より〜きいっと〜〜熱いゆめ(ry
という世代がバレる冗談はさておき、アメリカ人必殺!愛の囁き「何よりも君を愛してる!」です。
日本語にすると、とたんに胡散臭いですね。😇← - You are so beautiful!
本当に綺麗だね〜!とパートナーを褒めるのは日常茶飯事!
男性などを褒めるときに「綺麗」という言葉がしっくり来なければ、You are so gorgeous! に差し替えましょう!どんな性別の方にも使えます! - You make me proud everyday!
ほんと毎日誇らしいよ〜!と相手の頑張りを褒めてあげるフレーズ。
誇りに思う、は日本語なかなか使わない表現ですがアメリカでは頻繁に登場します! - I’m so lucky to have you!
いや〜本当あんたと一緒になって良かったわ〜〜!
と、しみじみ伝えてあげれば「お?お??私の良さ、ちゃんと分かってる系?にこにこ」となります😇(当社比 - You are doing a great job!
いっつも本当頑張ってるよね!(えらい!)
いや、本当みんないつも頑張ってるよ…世の中のみなさん、You are doing a GREAT JOB! - I appreciate everything you do!
いつも色々マジありがとね…
Thank you の代わりに”appreciate” を使うと、より深い感謝の念が伝わる印象です! - Thank you for taking such a great care of me!
いつも色々気にかけてくれて本当有難うね!
take care of と言うと「世話をする」と言うイメージがありますが、日常生活の中で色々とサポートする事全般に対して使えます。
友達を褒める英語フレーズ
- You’re the best friend anyone could ever ask for!
あんた本当最高の友達やな!
”best 〇〇 anyone could ever ask for” は望める範囲で最高の、という意味不明な直訳になりますが、要は最高って事です(キリッ - I don’t know what I’d do without you!
あんたがいなかったらヤバイ事になってるよ。
I’d= I wouldの略で、直訳は「あなた無しでは私は何をするか分からない」=路頭に迷う=つまりヤバイ事になるって事です(キリッ← - You bring out the best in other people.
周りの人の良い所を引き出す天才だよね!
Bring out the best in〜=〜の最も良い所を引き出すという表現。 これ一番言われたいかも… - Thank you for being there for me!
いつも話聞いてくれてありがとね!
being thereは話を聞いたりする精神的サポート全般の事を指してます - I’m always here for you!
私はここにいるよ
と青山テルマさんも歌ってますからね、どんどんこのフレーズ使って行きましょう😇←
(ニュアンスとしては「いつでも頼ってね/私はいつも味方だよ」と言った感じ) - I’m lucky to have you as my friend!
本当あんたが友達で良かったよ…
これはパートナー編で出てきた表現の応用で、勿論 ”Friend” 以外にも Mom, Dad, Co worker, と他のタイトルにも使えます! - You inspire me so much!
ほんとあんたの事見てると頑張ろうって気になる!!
inspire=インスパイア/刺激されるというニュアンス。
同僚/仕事を褒める英語フレーズ
- You are so thorough with your work.
本当に仕事が丁寧だよね。
Thorough=綿密、徹底的という意味なので、細かい所まできっちり仕事をこなしてくれる人に言ってあげましょう! - I really admire your work ethic.
あなたの仕事に対する姿勢を凄く尊敬してるぜ!
Work ethic を日英辞書で引いたら「労働倫理」という訳の分からない翻訳が出てきましたが、要は仕事に対する価値観や姿勢の事です。 - Thanks for always having my back.
いつもサポートしてくれて有難うね!
have one’s back=守る、助けるという意味。 - You are making a difference!
お陰さまで仕事が良い感じだよ!
Make a difference= 変化をもたらす、という意味なので「ああ〜本当にこんな事やってて意味あんのかな〜(遠い目」とやさぐれ気味な彼/彼女に言ってあげてください!! - I love your enthusiasm!
やる気あって最高やな!
enthusiasm= 熱意と言う意味で、パッションを持って仕事に取り組んでる人はこれ言われたら凄く嬉しいはず😇 - You are great at taking initiative!
自分から仕事取りに行くのうまスギィ!!
take initiative=率先して、自発的に〜〜するという意味。 - You are my rock!
頼りにしてるよ〜!(私の支えや!)
なぜイキナリ”rock” (岩)?!とお思いでしょう。私も最初聞いた時は?と思いました😇←Googe センセェーに聞いてみた所
People think of rocks as strong, solid, and unchanging.
(人々が持つ岩に対するイメージは、強靭、硬い変化がない)と言う連想からこの表現が使われる様になったぽいです。
英語で褒め上手になるポイントは「具体性」
日本語は非常にハイコンテクスト=文脈から相手の言いたい事を「察する」言語なので「いつも有難うね」や「お疲れさま」「すごいね」「それ良いね」などのボヤァとした表現でコミュニケーションが完結する節がありますが、英語は逆で「Thank you always」だけだと「Thank you for what?」という風に、何について話しているのか不明瞭になってしまう場合があります。
そこでキーになってくるのが【具体的に言語化する】という点。
- 何が良いのか/何に感謝しているのか
- 何故それが良いのか
- それをされると、自分はどう感じるのか/助かるのか
を表現する事で、伝わり方が格段にアップします。
日本語でも「いつもありがと」より「いつも美味しいご飯作ってくれたり、真剣に話を聞いてくれて有難うね」と具体的に言われた方が、自分の努力や相手を労わる気持ちをきちんと見てくれている、認知してくれている!と嬉しいですよね😇
褒める事が英会話力(コミュ力)アップに繋がる理由
私の英会話レッスンを受けて下さっている日本人の生徒さんからよく受けるこんなご相談。
単語やイディオムが分からないため、という場合もあると思いますが、ハイコンテクストな日本語を使って生活している為、理由づけと&それを言語化する事が習慣化されていないが故に上手く立ち回れていない場合もありそうです。
そこで、思った事だけでなく「何故そう思ったのか」を問いかけ、言葉にする事で自分の思考が整理され、その分コメントや意見の表現方法の幅にグッと深みが増してきます!
そして、それを手軽に練習できるのが「褒める」という行為です。
コチラのツイートで言っている様に▼
何かを褒める時に具体的に
①良いと思った点
②なぜそれを良いと思ったのかを挙げると相手に喜んで貰えるし、自分のLogical thinking/ Critical thinkingを育む事が出来て良き。
これは日本人が欧米人に比べて不得手する「理由づけ」を練習出来るし、ここが発達すれば英会話もはずむ!はず! https://t.co/UdHTRIaa22— さくらこシアトルで小商い (@HELLO_and_GDBY) May 22, 2019
色々な角度から自分の思考を分析するというのは、コミニュケーション力をアップさせるのに非常に役立つツールです!
- 自分の思考が整理される
↓ - 自分の思考を言語化しやすくなる
↓ - 分かりやすい言葉に出来ると、相手に伝わりやすくなる
↓ - 理由づけの思考回路が出来ているので、相手の「理由」を想像しやすくなる
↓ - 相手に合わせたコミュニケーションが取りやすくなる
という非常にポジティブなサイクルが誕生するため!
▼その辺を英語で語った動画がありますので、興味のある方は是非チェックしてみてください😇
今日の #はぴログ は英会話に欠かせないコミュ力を底上げさせる為に非常に役立つツール【SelfAnalysis 】についてぶっ語りました!
①ひたすらWhyを深掘る
➁オヌヌメ練習法は、誰かを褒める時に具体的に「なぜそれが良いと思ったのか」を添える
③思考が整理されて相手に伝わりやすい#英語動画 pic.twitter.com/7NgssOQNUn— さくらこ🌲シアトルで小商い (@HELLO_and_GDBY) May 28, 2019
アメリカと褒めて伸ばす【Positive Reinforcement】 の文化
アメリカは子供も大人も褒めて伸ばす文化が浸透しています。
私の個人的な経験から、コミュニケーション能力が高い人は何かを指摘する際「ここ凄く良く出来ていて尊敬するよ。あとは〇〇を〜〜してくれたらもっと良くなりそう」と言った具合に、まずは相手がポジティブな事柄を褒めてから改善点を挙げる事が多い様に思います。
もちろん頭ごなしに否定から入る人もいますので個人差はありますが、体感としてアメリカ人は圧倒的に褒め上手です。
この様に出来なかった事ではなく、出来た事に対してなんらかの賞賛を与える事をPositive Reinforcementと呼ぶそうで、児童教育でもポピュラーなアプローチだとか。
そして、たくさん褒められて育つと健康な自己肯定感が構築されます。自己肯定感の高さと幸福度の関係はここでは割愛しますが、感謝の気持ちや相手の良い所をコミュニケーションに取り入れると、ポジティブで生産性の高い会話にシフトしやすいと思うので、私もアメリカの【Positive Reinforcement】文化を積極的に取り入れて行きたいな〜と日々意識しています。😇
アメリカの褒め文化について、英語の発音を良くする練習法「英語喉」でお馴染みのKazさん(@eigonodo)の音声配信で少しお話させて頂きましたので、興味のある方はコチラからどうぞ!
もっと英語の褒め言葉が知りたい人へ
こちらの記事ではシンプルで覚えやすい表現を紹介しましたが、もっと知りたい!という方は
“Things to say to your wife/ husband/ friend/ coworker” と検索してみると、色々な表現が見つかりますよ〜!
特にコチラ▼100 compliments ready to deliver right this minute とってもクリエイティブな褒め言葉がたくさんリストアップされているので、大変参考になります!ぜひチェックしてみて下さい!