バレットジャーナルを続けるためのたった一つのコツ: Set an Intention

「家に帰るまでが遠足です」ならぬ「三日で挫折するまでが日記です」という秘密のルールがあるのでは?と思うほど、きっちりしっかり手帳三日坊主になったことがある方!怒らないので手を挙げてください🙋

自慢ではないですが、私も生まれてこのかた一度も日記の類が続いたことがありません。えっへん。でも2021年にバレットジャーナルを始めてから、なんと、ほぼ途切れることなく続いているんです!!

みよ!我のバレットジャーナル12冊!デデン!!!

 
 
 
 
 
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そして、ここまで続けてきたからこそしみじみ思うのは、バレットジャーナルは続ける=正義ではない、ということ。

現に私も継続することを目標にしたから続けてこれた、のではなく、自分の困りごとや悩み、ニーズを満たしてくれているという価値を感じたから、自然と続いてきただけだと思っています。

ということは、バレットジャーナルが続かない原因はただ単に今あなたが価値を感じていない(=ニーズが満たされてない)だけ!という可能性があります💡

インテンションの設定で自分のニーズを確認

では自分にとって価値のある使い方をするにはどうするのか?というと、まずは自分のニーズを知ることから始めます。

これは公式には【Set an Intention】(意図の設定)と呼ばれており、バレットジャーナルを始める際にとても大事にされている最初のステップ。(公式の記事はこちら

公式ノートのIntentionsページ

ちょっと堅苦しく聞こえるかもしれませんが、要はバレットジャーナルを使うことで自分は何を得たいのか、何を解決したいのか、という自分の方向性を定める作業です💡

インテンションと目標の違い

ここで注意したいのが、インテンションの設定は目標設定とは少し異なるという点。バレットジャーナルの発案者Ryder Carroll 氏は、こんな風に違いを定義しています。

An intention is a commitment to a process.
インテンションとは、過程へのコミットメント。

A goal is the definition of an outcome.
目標とは、結果の定義。

Ryder Caroll 

つまり、目標は「何を達成したいのか」に対して、インテンションは自分が「どう在りたいのか」を言語化している、というイメージです。

どうやってインテンションを設定するの?

インテンションの設定するために、まずは下の空白部分を考えてみましょう!

I want my bujo practice to help me become [        ].
バレットジャーナルを使うことで[  ]な風/人になりたい

この問いを見て「うーん…理想の自分とか、自分がどうなりたいかとかあんまりイメージつかないなあ…🧐」と感じる方は、さらにこんな問いのフィルターを通してみると自分が何を欲しているのか少しクリアになるかと思います。

  • What do I want more of? 
    (何を増やしたい?)
  •  What do I want less of ?
    (何を減らしたい?)
  • What am I struggling with?
    (今何に悩んでる?)
  • What values do you want to embody
    (どんな考え方を体現したい?)

もうひとつ深掘って、潜在ニーズを見つける

自分の方向性の輪郭が見えてきたら、さらに「それを追求することで自分は何を得たいのか(作り出したいのか)」という「なぜ」の部分を深掘ってみるのがおすすめです。

Why is this important/meaningful to me?
なんでこれが自分にとって大事・意義のあることなんだろう?

インテンション の例:わたしの場合

では実際に私が設定したインテンションを見てみましょう。例1は子供を産む前。対して例2は妊娠&出産後に書いたもの。大切にしたいものが変化している様子がうかがえると思います!

例1
I want bujo practice to help me become more focused, organized and proactive. I think it will push me to make my ideas come to which will get me out of this rut I am in right now.

バレットジャーナルを使って集中力を高め、頭のゴチャゴチャを整理して、行動に移せるようになりたい。自分のアイデアを形にすることで、今のマンネリから抜け出せると思う。
例2
I want Bujo practice to help me become more compassionate towards myself and others. I think it will help me have a room in my heart, to love the people that are important to me, in the way they deserve to be loved.

バレットジャーナルを使うことで、自分にも他人にも思いやりを持てるようになりたい。そうすることで自分の心に余裕が生まれて、結果的に自分にとって大切な人たちを、きちんと大切できるようになると思うから。

その時その時の人生の状況や心境によって、自分が必要としているものは当然変化していく。でも、こういう人生の移ろいって自分でも気付かないうちに、グラデーションのように穏やかに起きていることも多いじゃないですか。だからこそインテンションを定期的にチェック&再設定をしてあげるのがおすすめです。

インテンションを設定する頻度

私の場合は大体三ヶ月で一冊ノートを使い切るので、新しいノートをおろすタイミングで必ずインテンションの設定をするようにしています☝️

また自分の生活や心境に大きな変化があった時など、必要に応じて行うのですが、その「必要に応じて」が一体いつなのか、を掴むのって意外と難しいですよね。なので、月初め!とか四半期末!など、カレンダーの区切りを確認のきっかけにしてあげると忘れにくいです◎

そしてなんと言っても、一番のインテンション確認フラグは、自分のバレットジャーナルを開く気が起きないとき!!!

✔︎なーんか書く気がしない
✔︎開いても落ち込む
✔︎罪悪感や引け目感じる
✔︎ただのTodoリスト化してる

 

などバレットジャーナルに対してどよーん🌀とした気分になりはじめたら(=価値を感じなくなってきたら)、自分のインテンションの再確認、もしくは再設定して軌道修正してあげましょう⛵️

インテンションは完璧主義からも守ってくれる

バレットジャーナルっていうと、どうしてもオシャレで綺麗な手帳をイメージしちゃいませんか?

\キラキラBujoどーん/

こーーんなキラキラバレットジャーナルを見ると、心が揺らいでしまうこともあると思うんですね。綺麗に書かな…って。そんな時自分のインテンションに立ち返ると「あ、そうだったわ、私の目的はデザインの練習をすることでも、可愛い手帳を描くことでもなかったんだわ💡」って冷静になれたりします。

(これは、デコレーションをすることが悪い!と言ってる訳ではないです。手帳をデコることがあなたにとって価値があるのであれば、どんどん続けてください!)

バレットジャーナルを「続ける」から、自分の味方に

自分の暮らしの中で何か変えたいこと、サポートを必要としていることがある。と、ぼんやり(またはハッキリ)気づいているから、バレットジャーナルに惹かれると思うんです。実際、私もそうでした。そして、そういう自分からのSOSサインを起点に使ってきたからこそ、バレットジャーナルがわたしの心強い味方になってくれているんですよね。

「やらなきゃいけないもの」から「自分を助けてくれるパートナー」にしてくれるインテンションの設定、ぜひ試してみてください!

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