みなさんこんにちは、毎日ホゲホゲ過ごしていたら確定申告の締め切りを過ぎてしまい、税務署から督促の電話が掛かってきた The Artsy Asian (@Hello_and_GDBY)です。
同日にメールでも督促が来ていましたw
普段全く電話の掛かって来ないの私の携帯が鳴り、ビクビクしながら応答すると低い男性の声で
「税務署の者だが、確定申告の事について話しがある…」
と……
電話が来る前に督促メールを読んでいた私は慌てて
「あっ!知ってます!すいません、今日ちゃんと申告しますんでっ!!」
と伝えるも、何だか相手の様子がおかしい…
私の発言を無視してずっと喋り続けている。
「てめー人の話聞いてん(ry…」
と言いそうになった所で、
「もし質問がある場合は以下の番号に掛けるように…○○○ー△△△」
….って、
まさかの録音メッセージorz
最初から録音メッセージって結構斬新だぞ、おいw
と、言う事で慌てて確定申告(アメリカではTax Return=タックスリターンと言います)を済ませたので、記録用、そしてワシントン州で小商いをされている方(いらっしゃいますでしょうか?)に向けて詳しく申請方法を書きたいと思います。
アメリカに住んでも無いし、個人事業主でもない方は、このオッパッピーな私が頑張って巨大な敵(主に難しい英語、そして税務署)に立ち向かう様を見届けるつもりで、是非ざっと読んで下さい。
そしてランキングのクリックして行ってください。(←そこか
ちなみに私が確定申告するのはこれで2回目。以前のエントリ「小商いの確定申告 in アメリカ」で初回の様子が読めます。
そちらでは詳しい申告方法は省いたので、今回は私なりにまとめてみました。
(*個人事業を始めたばかりなので認識の間違い等あるかも知れませんので、実際に申請される際は必ず該当の部署のウェブサイトやガイドラインをご覧下さい!)
誰がなんの為に申請するの
今回私が申告したのは ”Business Tax Return” と呼ばれるもので、事業主が申請しなくてはいけない物です。
申告先は州のDepertment of Revenue という機関で、1年に4回申告します。(申告回数を1年に1回に変更する事も可能)
*これとは別に国の税務署(IRS)に対して申請する Federal Tax Returnと言うものがあり、そちらは年に1度の申告ですが、私はまだやった事がありません。
申告しなければいけない理由は、所得税と消費税を収めるためです。
申請の準備
ワシントン州で開業した場合、まずはビジネスライセンスと言うものを取得します。
すると納税番号を振り分けられるので、それを使ってDepertment of Revenue (DOR)のウェブサイトで自分の事業を登録すると各手続きが出来る様になり、オンライン上での ”E-File” が使えるようになります。
(*File=と言うのは何かを申告する時に動詞として使えます。例えば離婚を申請する=File for a divorce、税金を申告する =File Taxes など)
ワシントン州のDORのウェブサイトはこんな感じ。
ここからログインして手続きを進めるのですが、その前に用意して置くのが売り上げの合計額。
私は自分のウェブサイトから売り上げデータをエクセルにエクスポートして合計金額を出しています。(*ウェブサイトはWix というサービスを使用中)
他にもサイトで使用している決済サービス(私はStripeとPaypalを使用)から同じ様に売り上げデータをダウンロードする事もできます。
ただ私のように複数サービスを利用している場合は、Stripeのデータ+Paypalのデータの合計を算出しなければいけないので、だったらメインのサイト上でまとめて抽出した方が手っ取り早いです。
そしてもう一つここでチェックして置きたい事が☝
州外からの注文の合計額です。
これが後々必要になってきます。
いざ申請
DORの”My Page” にログインし ”File my taxes online (E-file)” をクリック。
するとこんな画面になります。
な、なんだ、この
光の速さで人のヤル気を削ぐ為だけに作られたインターフェース
は…。
私は初めてこの画面を見た時は正直「もう小商い無理だ」と思いました。←
しかし色々な人に助けて貰いながら乗り越えられましたので、大丈夫、キミにもできる!!(誰
この画面、落ち着いてよく読んでみれば自分の業種を選ぶだけです。w
私は ”小売” にカテゴライズされますので、”Retailing” の欄を使います。
(ちなみにリストの一番下にありました)
”Gross Amount”(総額)のボックスに指定の期間4月1日〜6月30日の間分の売上額552.50を入力。
そしてここで、先ほど用意して置いた州外からの注文の合計額の登場です!🎉
実は商品の受け取りが州外だった場合は、その金額がワシントン州の消費税の課税対象にならないため、ここで控除申請できるのです!☝
(まあどうせ後でFederal Taxを申告する際に払わなきゃいけないですけど…)
先ほどの”Gross Amount” の隣のボックス ”Deduction” をクリック。
するとこんな画面が開きます。
私が控除申請したいのは ”Interstate and Foreign Sales” と言う項目。
(Interstate /インターステイトという字面だけ見ると州内という意味がありそうですが、これは複州間と言う意味です)
そこに州外に発送した商品の売り上げ合計額を入力します。
今回は殆どがワシントン州外と日本からの注文だったので、約9割が控除対象になりました。
次へ、を押すと課税対象を計算してくれます。
そしてまた次のページに行くと、今度はこんな画面が。
これは多分大家さんや施設ををレンタルしている人向けの申請項目だと思います。
更にこのページから3、4ページ申請項目が続くのですが、全て私には無関係なので割愛。
(天然ガス、家畜、銃機器、食品、農業など他の業種に関連する事項)
最終ページに辿りつくと、こんな感じで支払う分が表示されます。
ん?
サブトータルは 5.83 なのに、9%追加されてるぞ…
良く良く注意書きを読んでみたら…
支払いが遅れた為、罰金取られてるwwww
なんてこった…。
注意点
言わずもがな、申請期間は過ぎないように注意しましょうw
1ヶ月滞納する毎に10%ずつ罰金が増えていきます。私は今回申請金額が少なかったので被害(←)は5ドル程で済みましたが、もしこれが大きい金額だったかと思うと末恐ろしい…。
そもそも私が遅れてしまった理由はですね、DORからの通知メール設定をオフにしてしまったからです。
ゴミみたいなニュースレターなどは受け取らなくても良いと思いますが、申請期間のリマインダーはオンにしておく事をお勧めします!
実際に私は忘れていたのではなくて8月末が締め切りだと勘違いしていたので、通知さえ来ていれば…!!!と非常に悔しい思いをしております。
それから控除対象の ”州外への販売” ですが、その分は後でFederal Tax Returnを申告する際に課税対象になるはずですので、お客様から頂戴した消費税は分けて別口座で管理するなりしておき、後で
やべえ、消費税分使っちまった…😨
とならないよう気をつけましょう。w
まとめ
光の速さで人のヤル気を削ぐ為だけに作られたインターフェースにのせいで難しく感じるかも知れませんが、これだけはもう一度言いたい!
私に出来たのだから、誰にでも出来る(キリッ
そんな事言ったってぇ〜?お高い難しいんでしょ〜う?
と思うかも知れません。
はい、難しいです。
やる気を出すのが。←
でも一つずつ解決して行けば絶対にできますし、間違ってたら後で怒られた時に直しゃ良いんです。←
私がHello & Goodbyeを立ち上げる前になかなか踏み切れなかった理由の一つは
”行政関連の手続きとか難しいそうだし、自分に出来るのだろうか…”
という不安でした。
もし同じ様な理由がネックでお家起業に挑戦出来ていない方がいらっしゃいましたら、今すぐビジネスライセンスを登録しちゃいましょう。
(日本だと開業届、ですかね?)
あれが不安、これが不安、自信が無い、家族に迷惑かけたくない…
そう言う気持ちも凄く良く分かりますし、正直今でも感じる時はあります。
でも結局は始めなきゃ何も進まないんですよね。
あなたが100%準備してどんな問題にも対応出来る様になるのを待っている間に、私の様に準備も何もしないでオッパッピーに始めた小商い人がさっさと成功してるかも知れませんw
と言う事で、私はこれからもオッパッピー小商い(←)をプッシュしていきます!
(*オッパッピーオッパッピー連呼してるけど、これって著作権(?)とか肖像権(?)に引っかかるんでしょうか…?某島よしおさん、どうか私に使用許可をください…)
長くなりましたが、最後まで読んでくれた方はいらっしゃるのでしょうか…?
もしいらっしゃいましたら、本当に有難うございます…🙇♀️
このブログを見て ”アメリカ在住だから役に立ったよ〜” とか ”よっしゃ、お家起業しちゃる” って思ってくれる方がいつか出てくるといいな〜!
それではみなさま今日も良い1日をお過ごしください!
-The Artsy Asian
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