こんにちは、シアトル在住の手描き作家/英会話講師の、さくらこ(@HELLO_and_GDBY)です!
英語で会話をしている際、絶妙なタイミングでパンチが効いたコメントやウィットに富んだ返しで笑いを取ってる人を見て『くそ〜!羨ましい!』と思った事はありませんか?
とは言え、文化的な背景が違う人とは勿論笑いのツボも違うし、そんなに早く頭が回らない…とお悩みの方に、応用しやすいピリ辛ジョークのフレーズ集を用意しました!!
倫理観ギリギリ?皮肉なアメリカンジョーク
アメリカンジョークと言うと
A: Hey, man! Please call me a taxi.
B: Yes, sir. You are a taxi!観客:HAHAHAHAHAHA
と言う クソみたいな 分かりやすいジョークを想像する方が多いと思います。
しかし、意外な(?)事に、アメリカ人は自虐、他虐レベルがキレッキレな “Sarcasm” (皮肉)を使ったジョークも大好き!
「皮肉ジョーク」を上手く使いこなせば、単調だった会話に程よいスパイスが効いて「真面目で静かな日本人」というステレオタイプを打開するきっかけにすらなるかも知れません!!
*もちろん状況や相手によりますので、よく見極めて使って下さいね
皮肉度 ★ ほど良い毒で笑いを取るフレーズ
- Well. I guess I’m gonna have to sell my kidney.
→あ〜こりゃ(お金が無さすぎて)腎臓売らないとダメだわ〜
非常に高額な物件を見た時に言い放ったら、笑いを取れました。 - I need 〇〇 like I need a hole in the head.
→頭に穴が必要な位、〇〇が必要だよ=全く必要でないという意味。
もう十分すぎる程持ってるよ〜という時に使います。例
A: Hey do you wanna go shoe shopping?
一緒に新しい靴買いに行かない?
B: Yeah.. I need new shoes like I need a hole in the head.
いや、もうすでに買いすぎてる…
- My life literally flashed before my eyes.
→マジで走馬灯が駆け巡ったわ=死ぬかとオモタ。My life flash before my eyes=走馬灯が走ると言う意味。それにLiterally(文字通り)という表現を足してあげる事で、さらに状況が強調されます
例
My life literally flashed before my eyes when my boss called me into his office.
上司のオフィスに呼ばれた時、本気で死を覚悟したわ - I have my own reasons.
→私には私の事情があるのさ〜自分の行動について何か突っ込まれたり、変なの〜と揶揄された時に言い放ちましょう。
ポイントは「にやり😏」とドヤ顔で訳あり風情を醸し出す事です。 - I’m gonna go bang my head against the wall for the next 48 hours.
→ちょっと一回逝ってくる直訳は「今から48時間位、壁に頭打ち付けてくるわ」です。
何か凡ミスをやらかしてしまった時や、同じ話を何度も聞かされてウンザリしている時などに使いましょう。 - I was busy scrolling through all 982 channels on my cable.
→自宅警備で忙しいわ〜直訳は「ケーブルテレビの全982チャンネルを見るのに忙しかった/忙しい予定」。
「今週なにするの〜?/週末なにしてたの〜?」とリア充に尋ねられた時に真顔で言いましょう。😇*982 は大げさに誇張したデタラメの数字。実際アメリカでケーブルテレビでは170程のチャンネルが提供されてるそうです。(それでも多いw)
- Sorry, my OCD/ADHD kicked in.
→ごめん、OCD/ADHDが稼働したわOCD とは Obsessive-compulsive disorder の略で強迫性障害の事。
日本語にすると物々しい響がありますが、アメリカでは「割と良くいるタイプの人」と言ったポジションで扱われています。 ADHD 注意欠陥・多動性障害も同じ様な扱われ方です。
例え
・どうしても細かい事が気になってしまい、それを直してしまった時など
→Sorry, my OCD kicked in.・相手が話をしているのに途中で興味が逸れてしまって、唐突に話題を変えてしまった時など
→Sorry, my ADHD kicked in.
*注意
このコメントは実際にOCDやADHDで悩んでいる方に対して配慮の欠けた物、と捉えられる可能性もあるかと思います。
アメリカンジョークは割と、そういったセンシティブな所も突いて行く節があるのは事実ですが、使う際は周りの方や状況を鑑みて、慎重に判断される事をオススメします。
▼ OCDジョーク
皮肉度 ★★不満や怒りをジョークに昇華させるフレーズ
- 〇〇 Extravaganza !
Extravaganzaは「奇抜な(演劇など)のショー」という意味ですが、あえて、どうでも良い事に対して使う事で「〜〜騒ぎ」と皮肉るニュアンスになります。例
Ugh. Here we go again with his whole “put all the corners of the papers together” extravaganza..
うわ〜、あいつ恒例の ”書類の角を揃えろ” 騒ぎが始まった〜〜(クソうざ〜) - 〇〇…Said no one ever !
→〇〇だよね〜…って、んな訳ねえだろ。直訳すると「誰も言った事無い」ですが、いわゆる「ノリツッコミ」として良く使われます。
- It physically pains me to do this.
→嫌すぎて本当に物理的に痛みを感じるレヴェルだわ。(白目)なぜわざわざ「physically」と付けるかと言うと「it pains」だけだと「心痛む」と言う意味になるからです。心だけでなく、体も痛む程の苦痛!と大げさな比喩を使ったオモシロ表現。
やりたく無い事や、見聞きしたくない事に対して使ってみましょう。例
It physically pains me to listen to AKB48.
AKBの曲を聞くと痛みが走る(ほど嫌だ)
- I’m genuinely getting nauseated.
→(嫌すぎて、嫌いすぎて)ガチで吐き気が……genuinely =正真正銘という意味ですが、「ガチで」という意味合いで使えます。
本当に吐き気を催している、と勘違いされない為にトーンなどで皮肉っぽさを醸し出しましょう。例
My boss sent me the presentation material for tomorrow and it’s like encyclopedia-thick.
I’m genuinely gettin nauseated.
→上司が広辞苑くらい分厚いプレゼンの資料送りつけて来たんだが。ガチで吐きそう。 - Challenge accepted.
→受けて立とうじゃねえか…😏自分と対立する意見を言われた際に「あなたが間違っていると証明してみせますよ。スチャッ👓」的な感じで言うと、HAHAHA!!となる可能性大。
ポイントはハリウッド映画で、ライバルに挑発された主人公が(ついに…練習した秘技を披露する時が来たな)とばかりにニヤリ…とするシーンを思い浮かべながら、思い切りドラマチックな抑揚で「Challenge… Accepted…」と言う事ですかね。(何
例
A:Wow, this is wayyy too much food. I don’t think we can eat it all.
うわ、凄い量。こんなに食べれないよね?
B:Challenge accepted.😏
その挑戦、受けて立つ - Yeah, No.
→うん、いや全然 NOだわ。相手の言ってる事を肯定してると見せかけて、否定するノリツッコミ。どう考えてもNOでしょ、という場面でも使えます。
ポイントはyeahを言い切らない内に被せ気味に「NO」と強めに言うか、ヤァァァァ〜…と迷ってる風に見せかけてNO!っとオチを付けるか。例
A: I heard your girl cheated on you. Are you still going out with her?
彼女に浮気されたらしいね。まだ付き合ってるの?
B: Yeah NO. I’d rather date a pig.
うん、いやあり得ないっしょ。豚と付き合う方がまだマシだわ。 - Yeah, like that’s gonna do anything.
→うん、そんなん意味無いけどな
肯定文に見えますが「like」が付いている事で「まるで」と仮定の話になっているのがポイント。
直訳すると「まるでそれが意味のある事の様だ」。例
A: I saw a rat in the cupboard so I put a picture of a cat!
食器棚にネズミがいたから、猫の写真貼っといた!
B: Oh, yeah, like that’s gonna scare the rat away.
それでネズミが追い払える訳なくね?この “like that’s gonna〜” は非常に汎用性の高い皮肉コメントで、いかようにもアレンジも出来ます。
例
・Yeah, like that’s gonna change his mind.
・Yeah, like that’s gonna make things better.
・Yeah, like that’s gonna make me rich. - Are you just now realizing that?
→えっ?今更気づいたの?人に褒められた時に思いっきり高飛車な感じで言いましょう。😇
➆の表現をアレンジして
Yeah, like that’s something nobody has said to me.
(それ、私が言われた事が無いとでも思ってるの?)
と言っても良さそう。また、周知の事実を目新しい物の様に話された場合などにも使えます。
- Hold my beer.
→ワイの本気を見せてやる。直訳は「私のビールを持ってて」で、大胆な事をする前に放つ一言。
仕事などで本気を出す、と言うよりもアホくさい事に本気を出す時に言うイメージ。
もちろん自分に対しても使いますが、他の人や物をディスる時に使う事もできます。例
A: The flip-flops I got from Amazon only lasted for a week.
アマゾンで買ったビーサン一週間しか持たなかった…
B: Ha! Walmart be like “Hold my beer.” lol
ウォルマートが「ワイの本気を見せちゃる」って言って来そうww
(そしてもっと短時間で壊れそう)*ウォルマートはアメリカの大手スーパー。安い商品が人気ですが、クォリティもクソ。
アメリカ人の中ではDQNが集まるお店、という認識です。(日本で言うドンキ?)
▼Hold my beer ジョーク
皮肉度★★★ギリギリを攻めたい、笑いに貪欲な人向けフレーズ
- Wow! How original.
→はーなんて独創的なんでしょう。(棒読み実際は全然オリジナリティの無い事に対して使います。
龍のタトゥーを入れてきた友達に対して言い放ったら大爆笑されましたww
特に珍しくもない事を「すごいだろう〜」とドヤ顔で披露してくる人がいたら、こうコメントしてあげて下さい😇例
A: I am collecting old vinyls so that I can enjoy the authentic sound.
レコード盤集めてるんだよね。やっぱちゃんとした音で聞きたいっていうか。
B: Wow, how original.
へえ、すごいね。(棒読み - Genius alert!
→天才現る!(意訳:そんなん言われなくても当たり前だわ)
誰でも分かる事を偉そうに話したり、ウンチクをたれる人がいたらこの一言で仕留めます。例
A: Ugh, my computer is running slow again.
うわ、パソコンまた重くなってる。B: You should fist clean all the files from your desktop and empty the trash. Then close all the application $△%&@!>+*!$%#.
じゃあデスクトップのファイルを整理して、ゴミ箱を空にしてから使ってないアプリを閉じて、どーのこーの…A: Genius alert!
はい!天才現れましたよー!(そんなん分かってるわ) - That’s so rich coming from you.
→あなたの口からその言葉を聞けるなんて、なんて贅沢なの。(白目)
意訳すると「お前に言われたくねえ」です。例
A: Hey, you should be on time.
ねえ、遅刻気をつけた方がいいよ。
B: Huh, that’s so rich coming from you. You were 30 minutes late this morning.
はっ、あんたに言われたくないよ。今朝30分遅刻してたやんけww - I rolled my eyes so hard that I saw my brain
→白目剥きすぎて自分の脳みそ見えたった〜☆呆れた時やうんざりした時に白目をむく事を ”roll one’s eyes” と言い、「脳みそが見えるほど」という表現を足して激しい呆れ/イラつきを表しています。
例
They told me to print out document and sign it and then scan it and email it back to them.
I rolled my eyes so hard that I saw my brain just now.
まずこの書類をプリントアウトして、手書きで署名したら、それをスキャンしてメールで送付しろ、だって。
今(呆れたあまり)白目剥きすぎて自分の脳みそ見えた〜〜😇 - Yeah yeah.Tell it to the judge.
→言い訳はいらない。(から黙れ)直訳は「裁判官に言え」。明らかに自分に非があるのに「いやいや違うんだよ…」と言い訳してる人には、このセリフをお見舞いしましょう! Yeah yeah..は日本語の「はいはい」と相手をあしらうニュアンス。
例
A: Sorry I’m late for 2 hours, but my alarm didn’t work
二時間も遅刻してごめん、けどアラームが鳴らなくてさ〜
B: Yeah yeah, tell it to the judge.
はいはい、言い訳はもう良いから。✋ - Take a hike.
→いや、お前はもういいよ。Talke a hike は「あっちへ行け」という意味の熟語です。本気で怒っている時にも使えますが「ウゼえよwww」「消えてww」等と相手をあしらう時にも使える皮肉フレーズ。
例
A: Hey I saw you flirting with Hannah. Are you guys a thing???
なんかハナと良い感じだったじゃ〜ん。付き合ってんの??
B: You know what. You go take a hike.lol
うっさい、ほっとけwww - You gotta be high.
→頭いっちゃってるのでは?直訳は「あなたはハイに違いない」。
(ドラッグで)ハイ=判断能力が著しく低下していない限り思いつかないような愚行など、「信じられない/ありえない」と言う場面で使います。
主語は「You」以外でもOK!例
They gotta be high to think I’ll do any overtime for free.
サービス残業すると思ってるなんて、(会社が)頭いっちゃってるのでは?もっと強調したい場合は、ガンギマリの状態を指す「High as a kite(凧のようにハイ)」という表現でアレンジをしても良さそうです。
例
He’s gotta be high as a kite to be walking down the street at night in Flint.
→Flint (アメリカの治安が悪い都市)の夜道を1人で歩くなんて、彼やばいよね -
Whatever that means.
→知らんけど。
直訳は「それがどんな意味であれ。」
ある特定の言葉や出来事に対して不確かな時に「まあ意味は良く知らんけどw」というニュアンスで使います。本当に理解をしていないのではなく、その事柄に対して否定的な気持ちがある事を示唆します。
(例えば、胡散臭い事象を揶揄する時など)例
He’s a really famous “influencer”… Whatever that means.
彼は凄く有名な”インフルエンサー”らしい。(”インフルエンサー”が何なのか)知らんけどw - Screw you too.
→うるさい!Screw you は日本語で言う「ばーか!ふざけんな!」的なスラング。
Fuck you のマイルドバージョンです。からかわれたりした時などに、相手から「Screw you!」と言われたと仮定して「お前にも同じ言葉をお見舞いしてやるぜ!」という具合に言い返しているので、語尾に「too」が付いています。
例
A: Did you gain weight?
→あれ太った?
B: Screw you too!
→うるせー!同じような用法で ”Good morning to you, too.” というバージョンもあります。
例えば「出社したら同僚が挨拶も無しにいきなりミスを責めて来た」というシチュエーションに遭遇した場合、(は?挨拶も無しかよ?)とイラっとする事があるかと思います。
そんな時こそ、この表現を召喚するのです!!
例
A: Hey good morning guys!
→おはようございま〜す!
B: Hey, didn’t I tell you to take care of the presentation material yesterday?
→ねえ、昨日会議のプレゼンの資料やっといてって言わなかったっけ?
A: Geez, good morning to you too.
→挨拶も無しっすかww
アメリカ人を笑わせるコツ
- 大きな声で、ゆっくりハッキリと言う
兎にも角にもジョークの文言を一字一句聞いて貰わないと意味がありません!面白い事を言ったはずなのにゴニョゴニョ言ってしまったが為に聞き取って貰えず、自分だけ笑っているという大変恥ずかしい状況に何度も陥った私からのアドバイスです。
(どうかみなさん…私の屍を越えて行って下さい……バタッ)
- アカデミー俳優になりきる
皮肉度の高いジョークを、きちんと「冗談」として受け取って貰う為には演技力が非常に重要です。
フレーズによっては、冗談だと分かって貰えなかった場合に「ただの失礼な/面倒臭い人」というレッテルを貼られてしまうので、とにかく!!全力で演技して下さい!!
大げさな演技ポイント
・眉毛を大きく動かす
・わざとらしい口調で話す
・肩を大きく動かす
(手や腕よりも、肩から動かした方が大げさに見える)
- 珍妙なほど細かく描写する
皮肉度★に出てきた「I’m gonna go bang my head against the wall for the next 48 hours.」
「I was busy scrolling 982 channels〜…」のようにあえて言わなくても良い詳細な数字や描写を入れると、笑ってくれる確率が高め!
こういうユーモアはアメリカで「Oddly specific」(異様に細かい)と呼ばれるジャンル(?)で、ネット上でネタ画像になったりする事が多いです。
- 日本人というアイデンティティを逆手にとる
日本人は割と「真面目で静かで、礼儀正しい」という印象を持たれる事が多いと思います。
それを逆手にとり、あえて毒っ気のある発言をする事でギャップが生まれ「HAHAHA!」と笑ってもらえる事もあります。さらに日本人や日本のステレオタイプなどをさらっと取り入れてジョークにすると、自分の鉄板ネタにしやすいです。
例えば
「You look young for your age!」
(若く見えるね)と言われたら私は大体
「Yeah, it’s the rice, man. 😏」
(若さの秘訣は)お米だよと言う事にしていますww
- Forever, Literallyなど大げさな表現を使う
“I literally just almost died. ” (今本気で死にかけた)など誇張表現を使う事でジョーク感がグッと増します!
注意点
普段皮肉ジョークを使いこなすアメリカ人ですが、私たち日本人が同じノリで話すという事態を想定しておらず、相手はこちらが冗談を言ってるのか判断しかねて戸惑ってしまう場合があります。
もしも相手が反応に困っている様であれば「Just kidding!」(冗談だよ)や「So I guess my attempt at trying to make a joke failed miserably just now.lol」(冗談を言ったつもりだったけど、思いっきりスベッたねw)とフォローしてあげましょう!
また相手との距離感、シチュエーションや話の内容によって、こういったジョークがそぐわない時がありますが、それはどんな発言も同じですので、我らが日本人の秘技「空気を読む」を繰り出して乗り切って下さいね!😇
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